東西カオティックハードコア大妖怪の頂上決戦勃発。東は東京のTrikoronaによる完全に異次元まで振り切り、荒み、汚れきった奇々怪々カオティックパワーバイオレンス。その様は鬼神の容貌。西は大阪のStubborn Father、瞬間瞬間を切り裂きながら怒涛の豪風で全てを薙ぎ倒し進む暴虐カオティック激情。まさに大天狗の凱旋。 共に10年以上の活動歴を誇り今なお第一線で戦い続ける東西カオティックバイオレンスバンドが遂に手を組んだ今作は、怨念すら感じさせる猟奇的な面、実は取っ付きやすいんじゃないか?とすら錯覚させるファニーな面、計算されつくしたシリアスな音の配置に感じるインテリジェンスな面…様々な面を巧みなワザと怒涛の勢いでブチ撒く壮絶な一枚。両者ともパワーバイオレンス、カオティック、グラインド、ファスト、ノイズなど様々な要素を飲み込み消化して吐き出したものの、出来上がった姿は完全に唯一無二。進化に進化を重ねて得たオリジナリティーが爆発した両者が、その長い活動歴の中でも完全に脂の乗り切った今、今後永く語り継がれるに値する凄まじい作品をHELLO FROM THE GUTTERからリリース!
・Trikorona
2004年結成、東京のカオティックハードコアバンド。様々なコンピレーション、No YardやUSのCease Upon the Capitolなどとのスプリット作を経て2012年にフルアルバム「様々な困惑」を発表。底の方に確かなパンクアティチュードを携えながらも、呪詛染みていてノイジーで汚くてカオティックで、それでいてどこかジョーキーな臭いも感じさせるパワーバイオレンスサウンドは完全に「異質」な何か。for fans of The Locust, Guyana Punch Line, Combat Wounded Veteran, Left For Dead, Reversal Of Man,etc...
・Stubborn Father
1999年結成、大阪のカオティックハードコアバンド。こちらも単独アルバム2作に加え、コンピレーション参加作品、新潟のAnchorとのスプリット作を経て、2012年にリリースされた大阪のR3N7とのスプリット作で確固たる評価を得る。超高速で暴走しながらも一聴しただけでは全貌を掴ませない多展開っぷりとそれすら吹き飛ばす楽曲のフック、暗黒性。そこに乗る、メッセージ性だけでなく詩的な芸術性まで兼ね備えた独特な日本語詞、その世界観は最早孤高。for fans of Shikari, Anode, 屍, Kaospilot, etc...
15/02/08