"Four for phono"と題された北陸は富山/金沢から4バンドを集めた4way split作品にも参加していた富山産エモーティブ/オルタナティブ/ハードコアバンド、general fuzz sound system、結成は2002年と、既に10年以上の活動歴を誇るバンドで2008年の1st Mcdから約5年を経ての待望の新作単独音源が到着!Tokei recordsからの第二弾リリース。
個人的に、相当やられております。いいです!
"Four for phono"のコメントで"3cm tourなんかにも通ずるような質感を感じました"と書いたんですが、今作でもその質感を感じさせてくれます。
「情景を音で表現する事が音楽の本質と考える」とゆう思想のもと構築されているとゆう楽曲は、Ghost & Vodka、pele、toeをはじめとしたポストロックなバンドの持つ美しさや清涼感と激情ハードコアの持つ悲壮感や不穏感を持ち、繊細でありながらも時に感情をバーストしダイナミックさも見せつつ、壮大なドラマティカルさを持って展開していく極上の激エモーショナルサウンド。
大推薦盤!!!!!
ポスト・ロックという言葉の本質をえぐり取りえる真のオルタナティブなサウンド。
切なくメロウなアコースティックギターにクリーントーン〜バースト〜空間系と縦横無尽に楽曲を飛び回る2本のエレキギター。それをしっかりと支えるリズムセクション。
しっとりと聴かせるかと思えば激しいリズムや展開にハッとし、インストゥルメンタルに重きを置くサウンドながらも時折聴かせるエモーショナルな日本語詩の唄声に酔い、突如切り込む絶叫に胸熱くなる。
ジェットコースターのように展開起伏に富み、あっと言う間に聴き手を引き込むサウンドは、今や何の意味も持たなくなってしまったポスト・ロックという言葉の本質をえぐり取りえる真のオルタナティブなサウンド。
Ghost & Vodka〜pele〜Dakota / Dakotaなどの2000年頃のエモ・インストバンドにある特有の疾走感と透明感に、Saetia〜400Yearsなどの90年代後期の激情系と呼ばれるハードコアサウンドの空気感と熱量が交錯し、更にはRadiohead等の音響系オルタナバンドの実験性をも飲み込むボーダーレスな楽曲群。それでいてJam Band系が好きな方などにも幅広くアピールできる作品です。
13/06/13