2002年富山にて結成された5人組ポストロックバンドinterior palette toeshoesの新作が東京から良質な音源を発信しているlinus recordのレーベルであるPrecoよりリリース！
interior palette toeshoesはこれまで2006年に自主制作のデモEP『poet EP』、2008年にこれまた自主制作で1st EP『there EP』をリリース、2006年にはKim Hiorthoy、I Am Robot And Proud、Asuna なども参加した、Powershovel Audio のV.A.『Merry Christmas Mr.Powershovel』に参加、地元富山にて幾つもの企画を主宰し国内外のハードコアバンドからエレクトロニカのアーティストまで幅広く招聘してライヴ活動を行い注目を浴びている。
そんなinterior palette toeshoesの新作となる今作は、ヒリヒリとした緊張感をどどーん！と感じさせながら、絶妙な、ほんとに絶みょーー！な音の間！を使いながらじっくりと突き進んでいく感じで、そこに美しくもどこか不穏、そしてムーディーな雰囲気を作り上げるピアノがのる、じっくりと進んでるかと思えばどかん！と爆発し躍動感と激情感ある感じへと展開したりと、いわゆる静と動を巧みに使い分けた楽曲展開を見せる。
ポストロック的なバンドからの影響ももちろん強く感じさせながら、陰鬱な空気感で全体を覆われながら、はり詰めた緊張感でエモーショナルに奏でられるメロディーライン、そして爆発する感じなんかは激情ハードコア的な要素も感じさせますし、洒落たジャジーな雰囲気もありありな、繊細かつダイナミック、独自のグルーヴ感を漂わせながら、そしてあまりにもドラマティカルで壮大な音世界を見せるサウンドはセンス抜群！凄まじく練りに練られた独自の楽曲で最高です。
ジャズ、クラシックな雰囲気漂うポストロックな感じから美しい轟音バースト系のポストロック、そして激情ハードコア、音の間とゆう感覚で言えば54-71なんかが好きな人にもおすすめできる、幅広い音楽ファンを巻き込むことができる一枚に仕上がっています。
全4曲入り、各6分くらいで25分収録！見開き紙ジャケ仕様。

10/08/23