東京のHETHと柏のONLY THE LAST SONGによるsplit作品がOTLSメンバーによるCheap shot contestよりカセットテープフォーマットにてリリース!!!
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ハードコアシーンを中心に活動をする東京のHETHと柏のONLY THE LAST SONGのスプリットがOTLSメンバー運営のCHEAP SHOT CONTESTよりリリース。
両バンドメンバーそれぞれ既存の繋がりや、バンドでの共演など幾多の交流を重ねる中、自然と(必然と)話が持ち上がった本作品。
HETHは、2019年の結成からコンスタントにリリースを続けながら、ジャンルに囚われない活動を展開しています。バンドとしては特定のジャンルを掲げることなく、様々なバックグラウンドから最終的にハードコア/メタル的にまとめ上げ、"〇〇ぽい"という形容が当てはまらない唯一無二のサウンドを創出。今作でも更に深化したHETHの世界観が堪能できます。
(唯一無二って言葉、よく使われるが故に最早個性を表す単語では無くなってる気がしますが、HETHには本当に当てはまるなと感じています。)
対するOTLS、意外にも今年で結成10年目。
結成当初からスタイルの変遷がありましたが、2017年頃から現在のよりハードコア/パワーバイオレンス純度の高いサウンドに変貌を遂げました。2021年リリースのEPに引き続き、ショート/ファストな構成の中に寸止め系のブレイクを叩き込むスタイル。広くハードコアから受けた影響を独自配合で表現しています。
両バンドの活動としてはTRUE FIGHT / WRONG STATEとのKnock over the tray tourが記憶に新しいですが、このプロジェクト自体は2019年から構想としてあり、コロナ禍での活動やお互いの単独作品リリースを経て機が熟しました。
スプリットというフォーマットは、出している音やスタンスがリンクするもの、地域縛りのものや意外性のある組み合わせなど、さまざまなものがありますが、古今東西心を踊らせるコンテンツだと思います。
今作は所謂「友達スプリット」とも捉えられますが、ただそれだけでは終わらせない、お互い活動/サウンド共にリスペクトがあるのはもちろん、レコーディング前から"この2バンドが組んだらヤバい"という謎の確信がありました。
そんな中、特に両バンドメンバーの記憶に深く刻まれているのが、2013年リリースのYOUNG LIZARD / OTUS / TRAGIC FILMのCAUCASUS、2018年リリースTRAGIC FILM / RUNNERのスプリットEP。
勝ち負けや比較ではないですが、それらの作品に追随する仕上がりになったのではないかと感じています。
全ハードコアミュージックファン、またそれだけでなく、灰汁が強い音楽を好む人たちに是非聴いていただきたい作品です。