Majority RuleのメンバーによるUS産激情ハードコア、新バンド、NØ MANの編集盤が3LAからリリース!!!
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pg.99と共にUS激情の立役者とも言えるMajority Ruleのメンバー3人にMaha
Shamiが加わって結成されたNØ MANの2020年作品『ERASE』と2018年作品『DEVILS
CAST LONG SHADOWS』を収録したディスコグラフィーCDを3LAよりリリースします。
90年代後期〜2000年代のUSのカオティックなEmo/Screamoを代表する2バンド、pg.99とMajority
Ruleが再結成し2017年にベネフィットツアーを行うという出来事があった。そのツアーの直後、Majority
Ruleの3人(Matthew Michel, Kevin Lamiell, Pat Broderick)にボーカルのMaha
Shamiが加わりNØ MANは結成された。Maha Shamiは2002年のpg.99とMajority
Ruleのスプリットである『Document #12』に収録されている「Packaded
Poison」でゲストボーカルとして参加していた人物でそれが事の始まりだったのかもしれないが、とにかく彼らはツアーの後すぐにレコーディングを開始させ2018年『Devils
Cast Long
Shadows』を自主レーベルからリリースした。枚数は500枚と多くはなかったが、この作品はDischordでも流通され、ちょっとした話題にもなっていた。
だが、より重要なのは2020年にリリースされた『ERASE』のほうだ。前作以降、Portrayal
of Guilt(2018年『Let Pain Be Your Guide』にMaha
Shamiがゲストボーカル参加)、Darkest Hour、The Hirs
Collective等とツアーする中で制作された本作はバンドのカラーがより一層明確になっており、彼らが持つUS-Screamoの文脈だけでなく、時折聴かせるメロディックな哀愁や、ドロドロとした陰鬱なカオティックハードコアの表現、全てがフルスロットルで凶悪になっており、バンドの創造性が解放された象徴的な作品となった。圧倒的に迫り来るライブの臨場感を再現したサウンドプロダクションに、勢いを増している今の彼らの姿勢が現れている。それは決して美しいだけのサウンドではないダーティさを併せ持ちながらも、やはりどこかで心の陰の部分に触れようとするエモーティブな表現が存在、かつてのMajority
Ruleやpg.99、City Of Caterpiller、Funeral
Dinerといったバンドたちが持っていた濃厚なカオスがあり、まさしく激情ハードコアと呼ぶに相応しい音を作り上げている。
本作はディスコグラフィーCDとして2枚のアルバムを収録しているが、曲順は時系列ではなくアルバム『ERASE』(2020年)、『DEVILS
CAST LONG
SHADOWS』(2018年)の順としました。また、重要な要素でもあるパレスチナにルーツを持つMaha
Shamiの視点、女性として視点での表現も伝える必要があるため、3LAで数々の翻訳を担当しているY.Koyanagi氏が今回も翻訳を担当。”叫ぶ”という表現が必然であると納得させられる、全34Pのブックレットとなっている彼女の歌詞も是非受け取ってください。装丁のデザインはNØ
MANを自身のフェイバリットバンドに数えているKhmer/SvdestadaのMarioが完成させました。
2021年も多くのScreamoレコードがリリースされているが、NØ
MANのパンク/ハードコア表現の深さ、奥行きは本物です。それらを余す事なく伝える本作を是非楽しんでください。
34Pブックレット仕様、限定300枚プレス。
1. DIVE 04:07
2. SOS 03:22
3. TUNE IN 01:40
4. SECRET 02:25
5. SHOTS FIRED 02:04
6. CUT OUT 03:36
7. GOLDEN SON 02:40
8. PRAY 02:24
9. HANG UP 02:26
10. DEVILS CAST LONG SHADOWS 02:33
11. STOP TALKING 01:53
12. MAN + WIFE 01:14
13. TIME STOPPED 01:54
14. TUNNEL VISION 03:36
15. KEEP IT UP 01:26
16. RED TAPE 03:19