今年2月にリリースされるや否や即完売した、音楽とお酒を愛する全国の酔いどれ達に贈る哀愁アンセムが少数ながら再プレス決定!
2014年結成札幌産4人編成のフォークバンド、BENBE!
音楽とお酒を愛する全国の酔いどれ達に贈る哀愁アンセムがTHA BLUE HERB RECORDINGSより7インチでリリース!!!
SIDE A: NANCY WHISKEY - MAIN
SIDE B: NANCY WHISKEY - DUB HANGOVER
■BENBE(ベンベ)■
札幌在住。2014年夏結成、ボーカルギター(古川直久)、アコーディオン(だつ)、ギター(川内陸)、ウッドベース(北山雅之)の4人編成のフォークバンド。伝える事はしたくない、無理に訴える様な事もしたくない。ただ、イヤホンから、はたまたカーステレオなんかから、何気なく聴こえる音楽でありたい。ボーカルの古川の故郷である北海道留萌市へ思いを馳せつつ、日々札幌で暮らし過ごして行く。どうやらそんな毎日が歌になる。札幌市内外のライブハウスや酒場、野外フェス等で日夜酒の肴になるべく活動中。2016年に1st E.P "Light"、2018年9月に1st Album"BENBE"リリース。2019年、RISING SUN ROCK FESTIVAL初出演。
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札幌のTHA BLUE HERB RECORDINGSのBOSSです。以下、レーベルからリリースするBENBEというアーティストの7インチのインフォメーションになります。
BENBE...。この名前をよく聞くようになったのはいつ頃からだっただろう。いつしか札幌のアンダーグラウンド、それもとことんまで夜を遊び倒す強者の遊び人界隈ではマストな存在になっていた。俺自身も何気に居合わせたパーティーがいよいよ深まった朝方に初めて遭遇したのだが、既に彼等を知っていた信頼している周りの音楽好き達の沸きっぷり、メンバーの風貌や佇まいに一気に引き込まれていったのを憶えている。そして最後にやったこの曲に1発で撃ち抜かれてしまった。この曲は、久々に現れた、夜しか泳げない酔いどれ達のアンセムになり得る予兆を、ここから新しく何かが始まる予感を引き連れていた。そしてそこに居合わせた皆に、ジャンルなどの分け隔てなく、それらの予兆や予感を容易に気付かせ、笑顔にさせ、踊らせる、そんな楽天的な親しみやすさに満ちていた。この曲が終わると、俺も例外なく、このフックを口ずさみ、混雑するカウンターに向かって普段は飲まないウィスキーをロックで頼んでいた。それも無理なく、いたって自然に。まるで魔法にかかったかのように。
飲みながら、酔いに身を任せながら、俺は考えていた。絶対にこの曲が好きであろう、絶対にこの曲を好きになるであろう、これまで出会ってきた、グラスを重ねてきた音楽と酒を愛する各街の酔いどれ達の事を。この曲は遠くまできっと届く。そしてその街でも、否、どの街でも、曲が終わる頃にはきっとフックを口ずさみ、カウンターに向かってウィスキーを頼む奴がいるはずだ。
寒さ極まる冬の底、派手に暖まるにはベストな曲と信じています。