And Summer Clubとメシアと人人。近からず遠からず、時同じく関西で活動してきた二組がとうとう「ラスト・チャンス」として合体。けれどもどこの誰だって、掘れば同じ根っこに辿り着くもんです。
冒頭を飾る"Instant Junkie"はメドレー的に展開して行く組曲。パートを代わる代わるスイッチし6人がリレーをつないでいく。めくるめく展開ごとに舞台と役者は変わるものの、スポットライトが全員を照らし、6人の顔がキチンと浮かんでくる。
続く2曲目"のうしんとう"は70年代グラムロック的な、いなたいビートを保ちつつ、時折自ら崩壊していくフリーなアドリブがスリリング。LとRで全く違うフレーズを叩く2台のドラムセットの音圧にまさにクラクラと脳震盪を起こしてしまう。
こいつら、全く手をつけられない。こまっしゃくれてる。けど愛おしい。
この6人、言うこと聞くよな奴らじゃないぞ。
A1.Instant Junkie
B1.のうしんとう