Daymareスプリット・シリーズ最新作は、ENDONとSWARRRMのカップリング!!
混沌振りが加速、「今でもロックに更新の余地が有る」と宣言する快作!!
■ENDONは2010年代の名盤として名を遺す『THROUGH THE MIRROR』リリース前後にUSツアーを3度敢行し、昨年には『BOY MEETS GIRL』を発表(日本: Black Smoker/海外: Thrill Jockey)。今年はライヴ・イベント『leave them all behind 2019』にてNEUROSIS/CONVERGEと共演するなど、今や日本のエクストリーム・ミュージックを代表するバンドのひとつに数えられる。
■神戸の重鎮SWARRRMはグラインドを軸に常に新しい方向性や価値観を提示することと、多様なバンドとの夥しい数のスプリット作リリースで知られる。2018年発表の最新アルバム『こわれはじめる』では近年顕著だったグラインドと日本語詞/和製ロック的なメロディの融合が行きつくところまで行きついた快作として、多くの賞賛を集めた。
■本作では両者共にロック/パンク・ロックの名曲を大胆にカヴァー。ロック/パンク・ロックを産んだのは白人であることを前提に、それを今の日本で受け止めた上で何を出すかを自問した、'日本でしか産まれ得ないロック'のかたちが革新的だ。
■加えて両者1曲ずつ収録している新曲の仕上がりが凄まじい。ハードコア/グラインド/Dビート/ノイズが冷たい音像をまといながら、詞を刺し切る。混沌振りが加速しているのに、本来ロックが普遍的に持つべき核心に急接近していく逆説さが、正にENDONとSWARRRMに共通する持ち味。日本で久々にロックが更新されるのを目の当たりにする快作!
ENDON
01. Cosa Nostra (JOHNNY THUNDERS)
02. Constellation For Triumph
SWARRRM
03. 涙
04. I Wanna Be Your Dog (THE STOOGES) ~Steppin' Stone (THE MONKEES/SEX PISTOLS etc)