US/カリフォルニアはサンフランシスコ産の男女6人組シューゲイズバンド、WHIRRの2011年にリリースされた傑作12”『Distressor』の再発盤!オリジナル盤には収録されていなかったdemoテイクの2曲を追加収録した全9曲入り作品。
このWHIRRなんですが、CONVERGEのJacob先生によるDEATHWISHからのリリースもしているDeafheavenのメンバーも在籍とのこと。意外?なTitle fightとのツアーをはじめ、シューゲイズシーンだけでなく、やはりハードコアのシーンともしっかりと繋がりがある感じとかもグッドなWHIRRですが本当に素晴らしいサウンドスケープを鳴らしています、
暗く、雲がかかったような、霧が立ち込めたかのような世界の中を浮遊感ありありにたゆたう美しく、メランコリックなメロディーと押し寄せてくるような轟音ノイズ、そこに搭載されたなんとも透明感に溢れた、美しく、甘い、女性ボーカルとそれに絡む男性ボーカルのハーモニーはとろけてしまいそうな感覚に陥ります、、、
音の輪郭はぼやけ、意識がだんだんと薄れていくかのように深いところへとゆっくりとゆっくりと堕ちていく、なにかダークな質感を持ったドリーミーなシューゲイズサウンド。
My Bloody Valentine、Ride、Slowdive、Lush等を彷彿とさせる90'sシューゲイザーサウンドを基盤としながらも、焼き回しではない現在進行形に再構築した最高のサウンドです。全9曲入り。大推薦盤!!!
13/03/05