DEEPCOUNTが2012年にアナログ+cdrでリリースしていた"NO DEAD END"がcdで再発!!!!!!!!!!!!!!!!!!
以下はアナログverリリース時のinfoとなります。
NO DEAD END
行き止まりは心の中に現れる。
思考が固まっていたり弱っていたりすると瞬く間に現れる。
どうにも敵わず引き返すことを負けとするのも心に生れる行き止まりの壁である。
ネイティブアメリカンの先祖達は行き止まりに遭遇したときに原点に戻ってみたりすることを退行とは捉えなかった。と聞く、ただただ一方向に進むことだけが前進ではなく転回する前進を心得ていた。この転回する球体の上を長く遠くまで旅を続けてきた民の心得。行き止まりと楽しく交わる遊びのある心。自分もその心を転回させてみたい。
先人の教えは彼らが死んで終りでない。
さて、今日のデジタル時代、最先端が行き交い切磋琢磨する中でその技術は決して行き止まる事はないだろう。しかし今、自分が改めて感じるところはアナログレコードのサウンドに振動する鼓膜が心に伝える新鮮という感覚の甦りである。
アナログレコードをリリースしよう。メンバー5人様々な考え、数あるリスク。しかし楽しもうとする5つの心が転回した。
収録曲は・DEEPCOUNT発生から拍動しているインスト曲・長めのイントロからリリックが挿入される壮大感を持つ曲・細かく割ると7拍、大きく捉えると2拍の奇数と偶数をつなぐ曲・3.11以降に生れた新曲。以上の4曲を選んだ。
そして録音、マスターテープ、全ての工程でアナログを選らぶことになった。振動する発信を余すことなく振動で伝えるために。ビニール盤に掘り込んだ音の刺青。
ジャケットに表す絵は、SALの作品「揺蕩2」芥子の咲き乱れる岸辺に満月映し流れる川でスピーカー船に乗った骸骨が揺蕩う。繋ぎ合わせた帆布に鉛筆で描かれた未知への風穴。
それらが本作品「NO DEAD END」に収められた転回する心である。
DEEPCOUNT // 桑原延享