ポストロックのクールネスと強靭かつ破壊的なグルーヴ感で独特のポジションを築くバンドRUSSIAN CIRCLESの前作から約1年半という短いインターバルとなる新作がリリース!日本盤はお馴染みDaymareより!
2004年の結成以来、文字通り急激な勢いで注目を集めてきたRUSSIAN CIRCLESが前作から約1年半という短いスパンで通算3作目となるアルバムをリリース、RUSSIAN CIRCLESは元々TOOLに見出されたことから考えても、彼らの個性が際立っていることは明白、数多いるポストロック系のインストバンドとは大きく一線を画す緻密さとダイナミズムの融合は、トリオ編制とは信じられないほどのアンサンブルを誇る!
今作は基本的に前作までの音楽性を踏襲し、ダイナミズムを強調していく方法論は本作と同日にアルバムをリリースする同郷のPELICANとも同じものを感じさせながらも、しかしどこまでもリリカルさとメロディを追求するPELICANと比較するならば、よりカオス度が高いのはRUSSIAN CIRCLES。
これは伝説のBOTCHやTHESE ARMS ARE SNAKESのメンバーでもある天才的マルチプレイヤー、Brian Cookによるところが大きいと言え、前作『Station』は一部で「どこでどう展開すれば上手くはまるのか分からない」と言われながらも、ジャンルを絞り込まずに大胆に提案展開する店舗を中心に現在までロングセラーを記録中。
まだまだ欧米の爆発的な広まり方からはギャップがあるものの、Alternative PressやPitchforkからリアルタイムで情報を手に入れる熱心なファンの間では確実に評価が高まってきている。
正にこのジャンルを開拓してきたISIS、PELICAN、RED SPAROWES(こちらも新作待機中)といったアーティストのファンにはまず間違いの無い内容と存在感!
09/11/10
13/01/05