■2010年に元COCOBAT/DESSERTのRyuji(Vo)を中心にAzuma Sakamoto(G/ WRENCH)、Masaya Komamura(B/ MINOR LEAGUE)、Yoichi Hirono(Ds/ MINOR LEAGUE)の4人で結成。2013年まで殆どライヴを行わず、自分達の音と世界観を作り上げるためスタジオワークに専念、2014年から本格的にライヴ活動を開始する。以降は数々の共演で露出しつつ、ジャンルに縛られない自主企画『Noise Slaughter』を定期的に主催。2014年にデモ音源2曲をネットにて無料配信し、2017年には初の正式音源となるRED SHEERとのスプリットCDをリリースした。
■一聴するとストレートな曲調に感じられながらも、パートごとに聴き込むと立ち上がってくる変拍子多用の凝りまくったリフ/フレーズ/アレンジは、全世界的に見ても比較対象を持たない。そのサウンドと対峙するRyujiのヴォーカルはメロディが自在に浮遊し、存在感抜群の咆哮で聴き手を射抜いていく。これまでの長きに渡る彼のキャリアを総括する音楽性であり、手練れの各メンバーもそれぞれの別バンドとは異なるスタイルで聴かせる。ヘヴィとラウドは大前提ながら、きっちり聴かせる楽曲の作り込みが白眉で、かつてのUNSANEやHELMET、ALICE IN CHAINSを彷彿させるグルーヴィかつストレートな変拍子は、特筆に値する。