新曲は勿論の事、既にライブの定番として永く愛されている楽曲も多く収録された、今のFIREBIRDGASSの全てが詰まった作品である。既発曲に関しても現体制としてのアレンジが施されており、曲間SEも凝りに凝った、一つの作品としての完成度が抜群の仕上がり。
MEANING、NO EXCUSE、REDNECKS、GRIND SHAFT、SYSTEMATIC DEATH、Hi-Gi、THE DIGITAL CITY JUNKIESなど、幅広いジャンルのバンドメンバーがゲスト参加。FIREBIRDGASSの活動の集大成に彩りを添えている。
【FIREBIRDGASS】
東京のパンクタウン高円寺。この街の仄暗い地下室でFIREBIRDGASSは生まれた。古き良き"パンク・ロック"をベースとし、ハードコアのエッセンスをふんだんに投入した“バースト・パンク”サウンドを体現。地に足を付けた活動を続け、東京のパンク・バンドとしての存在感を少しづつ確立する。火事の被害を受け閉店へと追い込まれてしまった伝説のライブハウス“高円寺20000V”を根城にし、自主企画では毎回3桁の動員を記録するなど、順調なステップを踏んでいった。
しかし現代における“パンク”を表現する為に纏った炎は彼ら自身の身までを焦がした。相次ぐメンバーチェンジにより、歩みを止めなければならない状況が続いた。その度に一からの再スタート。歯がゆく過ぎていく時も多かった事だろう。
しかしようやく唯一の不動のメンバーであるISHIが一人で持つしかなかった“FIREBIRDGASSのプライド”を共有する事が出来るメンバーが揃った。Yossy(Drums/ex-A.O.W)が持っていた人脈は新しいドアを開け、バンド全体に大きな刺激をもたらした。手に入れた新しい感覚を持って完成させたNO EXCUSEとのスプリット“光炎万丈”は古くからのファンもフェイバリットに挙げる作品となり、それに伴う全国ツアーで彼らは「FIREBIRDGASS史上最強」の態勢を確信する。
そして2017年1月に待望の一枚を世に放つ。結成から数えて15年。彼らはようやくこの言葉を使う事が出来た。
「THIS IS FIREBIRDGASS」
01.FIRE STARTER
02.SUNDIAL
03.パンクスは豚小屋で産まれた
04.ドッペルゲンガー
05.人間牧場
06.Little Boy
07.ENOLA GAY
08.ANTI
09.愛鈍脳
10.限界突破2017
11.YOU ONLY LIVE ONCE
12.ONE FOR THE ROAD