説明不要のパンク/ポスト・ハードコアバンド「FUGAZI(フガジ)」。革新的な研ぎ澄まされたサウンドと、決して揺るぐことのないインディペンデントな強い意志は、2016年現在も全世界のバンドに計り知れない影響を与えている。
初となる札幌公演でのセットリストは、5thアルバムRED MEDICINE (1995)を中心に演奏され、日本のファンに応えるように13 SONGS(1989)、REPEATER+3SONGS(1990)、STEADY DIET OF NOTHING(1991)、IN ON THE KILL TAKER(1993)から満遍なく披露。名盤として名高いEND HITS(1998)の曲も既に披露されているのも聴きどころのひとつと言える。
結成から30年近くが経過、初の札幌公演からは20年が経った。イメージをまったく裏切らず、古臭さなんぞ微塵も感じさせない「FUGAZI」サウンドを隅々まで味わい尽くすことができるマスターピースが再び蘇る。