オーケストレイションとのコラボなど、様々な挑戦を続けて来たMONOが再びバンド4人での表現に回帰した衝撃作!
1999年の結成以来、その音楽性を追求しながら、その活動拠点を海外へ。ライヴハウスを自分でブッキングし、ツアーを重ねるところからスタートし、10年以上の歳月をかけてワールド・ツアーを成功させ、海外フェスのヘッドライナーを務めるまでに至ったMONO。その彼らが2作同時リリースとともに原点回帰。
MONOにしか鳴らせない、美しい旋律とノイズ、そして極限まで追求したサウンドスケープを"Rays of Darkness"と"The Last Dawn"として作品化。MONOが遂に辿り着いた"明と暗"の極北を同時リリースする。
『The last dawn』
『The last dawn』はこの二枚のアルバムの一対であり、テーマもメロディもより「明るい」。これまでのMONOで一番力強い楽曲が収録されているのはあきらかで、ミニマリストの映画音楽からヴィンテージなシューゲイズまで、さまざまな影響が生かされている。これは一番純粋なMONOだ。
不可思議な暗黙の対話を、弦楽器を多様することなく実行しているが、それは彼らのカタログにおいてずっと際立ってきたサウンドだ。また、楽曲はどれも目立って効率的で――2003年の『One Step More And You Die』以降シングル・カットに適した曲はフル・アルバムになかった――そんな合理化されたアプローチは、アルバムに計り知れないほどプラスになっている。MONOはつねに、人を惹きつけるストーリーを言葉を使うことなく語る達人であり続けている。しかも今、彼らは余分な飾り無し、素の彼らのままでそれができることを証明したのだ。