名古屋の重鎮DEMOLITION、2014年新作であり新体制による初音源。これまでの作品にも共通するJAPANESE METALLIC HARDCORE直系のエッセンスはその邪悪且つ暴力的なボーカルラインを中心に残しながらも、本作では楽曲面でより重厚さと鋼鉄度合いを高め、さらには
New Wave Of British Heavy Metal的でさえあるドラマチックなギターワークがフックとして展開されることによって、"通して聴ける"一作品としての境地に到達。これまでの作品を追ってきたハードコアパンクスやメタルパンク野郎だけでなく、へヴィメタル(特に80sアンダーグラウンドヘヴィメタル)を好んで聴いてきたメタルヘッズにもまた聴いてほしい作品。10曲入り。