現在の日本、いや世界の激情ハードコアシーンにおいても欠かすことのできない重要バンドへと成長した東京のheaven in her armsの待望の2ndフルアルバムが完成!!!
これまでの作品は自主レーベルからのリリースでした、今作はな、なんと!日本が世界に誇る激情ハードコアバンドenvyによるレーベルSonzaiからのリリース!!!
リリースの度に進化と深化を遂げてきたheaven in her armsですが、今作で聴けるサウンドは2009年2月にリリースされた4曲入りcd「被覆する閉塞」からの流れを組みながらも、heaven in her arms史上最も暗く、絶望的とも言えるエモーションを放つ一枚に仕上がっている。
勿論これまでのheaven in her arms、激情ハードコアな雰囲気も健在ながらも今作ではスラッジ、ドゥームなんかからNEUROSISやらISISなんかにも通ずるような雰囲気がより強くなっていて、スローなテンポでズッドォォォォォーンと叩きつけられる重厚かつゆったりと地を這いながらじわりじわりと迫り来る図太くうねりまくり、歪んだ、絶望と悲しみのグルーヴ、その中に煌めく繊細で美しいながらもやっぱり黒い!メロディーライン、、、そして凄まじい濁流のように怒濤に押し寄せ流れ、溢れ出ていく激情パート、そんな楽曲を切り裂くように響き渡る、張り裂けんばかりの痛烈な絶叫と、そこに絡む不穏なスポークンパート、、、
1 音、1音に何か大きな感情を詰め込んだかのように叩きつけ、奏でられ、響き渡り、構築され、作り出された楽曲はあまりにドラマティカルで壮大、、、この1 枚が壮大な1曲のようであり、そこに8つの物語があるかのような感覚、ラスト曲は個人的にはGodspeed you! black emperorなんかの世界観にも似た楽曲。
この1枚を聴く中で絶望を見た僕は終焉を迎える前に希望の光を感じた。
最近のenvyなんかにも似た雰囲気ですが、このダークさはheaven in her armsならではじゃないかなと思います。
全8曲入り、紙製スリーブボックス仕様!!!大推薦!