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前作から2年、初来日から1年、新生OMが待望の新録アルバムをリリース!!!
ヘヴィなドゥーム・サウンドの頂点、意識を異次元へと誘うサイケデリア、真性オルタナティヴサウンドを操る2人が約束の地に戻ってくる、、、
ベース+ヴォーカル/ドラムというデュオ編制で反復フレーズと祈りのような歌を奏で、聴く者を深く澄んだ精神世界の旅へと誘うOMの4thアルバム。
メンバーのAl Cisnerosは限定的とはいえ奇跡の再結成を成し遂げたドゥーム界の絶対的始祖SLEEPの頭脳であり、間もなくアルバムをリリースするScott Kelly (NEUROSIS)、Dale Crover (MELVINS)、Winoとのスーパー・グループSHRINEBUILDERのメンバーでもあるため、ドゥーム界の最重要人物のひとりと目されている。
そのためOMはいわゆるドゥームバンドとして括られることが多いが、それだけでは言い表わせない音楽性を持っている。ドゥームの一要素である酩酊感よりも、悟りと意識の開放に意識が向けられていることは音の感触からも伝わる。それ故にドゥーム界隈のみならずいわゆるオルタナ/インディ・シーンでも熱狂的な支持を受け、前作『Pilgrimage』はMojo誌にて見事Underground album of the yearに輝いたり、1年間限定で復活したあのSub Pop Singles Club ver3.0の第1弾がこのOMだったり、と目に見えるかたちで支持層が広がってきた。
前作同様Steve Albiniをプロデューサーに迎え、シカゴにある彼のスタジオElectrical Audioでレコーディングされている。これまでの路線を踏襲しながら、新ドラマーEmil Amos (GRAILS)の特性を生かしたダイナミックにうねるサウンドへと変化しており、よりライヴ時の印象に近い。精神世界と現実を瞑想しながら自在に行き来する唯一無二の神秘性は十分以上に健在ながら、よりサイケ色が濃くなり、これまでとは違った目覚めを感じさせる。
08年初来日時に証明された音楽性及び注目度の高さを信じるべきだろう。真のオルタナティヴサウンドを操るデュオは、ここ日本でもさらなる注目を浴びるはずだ。
09/09/25