EL ZINE Vol56のロングインタビューで表紙を飾った群馬県藤岡市拠点で活動を続ける猿芝居。混乱中の世にアルバムを立て続けにリリースし、小さな街から海外を含めシーンを震撼させた。そして今でも異常な日常が続く昨今、今回の作品はメンバーチェンジも経て猿芝居としても大きな転換期に作成された。しかしそれは無論猿芝居。スケキヨ氏のサイキックかつ鬼気迫るVo。ハードコアをベースとしているがリスナーとしての幅広い音楽性故にオルタナティブ、Post Punk的な要素も随所に忍ばせ一気に聴かせてくる。生きづらい世の中で日陰者へ捧げる詩。そして断言できる。彼らは全ての差別主義者を後ろから刺し殺す正真正銘のパンクである事を!