結成当時、メンバーはDEATHRASH MAYHEMというメタルファンジンを作成しており、まだデモテープしかリリースしていない世界中のデスメタル、スラッシュメタルバンドと大量のコンタクトを取り、莫大な数のデモテープの紹介やインタビューを掲載していた。
現在では著名となっているバンドとも結成当時から交流を深めており、DEATH、MASSACRE、SEPULTURA、AUTOPSY、MORBID ANGEL、NAPALM DEATH、TERRORIZER、REPULTIONと云った今でも第一線にて活動中のバンドのデモやインタビューをいち早く日本に紹介していた事は、1987年と云った時代性からも彼等が活動していたバンドのサウンドと共に、ファンジン制作活動は歴史的に非常に価値の高い事だと思われる。
1stデモに参加をしていたKoji Kunoは当時中学生で、バンドがいち早く海外のアンダーグラウンドシーンに着目していた事は彼の影響が非常に大きく、Kojiは世界中のテープトレーダーと当時最前線の音源をトレードしており、その事実はBATHORYの3rdアルバム『UNDER THE SIGN OF THE BLACK MARK』のThanxリストに名を連ねていた事から、彼のアクティヴさが伺える。Kojiは現在、某有名歌手のプロデューサーとして活動し、Masahiroは医師、Junは沖縄に移住し、現地での第二の人生を歩んでいる。